Monologue

Tippin’ scales worldwide “Art of Speed 2019” 前編

もうマレーシアから帰国して二週間以上経っちゃってるんですが、ようやくですよ! 撮ってきた写真のバックアップ取ってるの。もうお盆じゃん!! いや〜ちょっと忙殺してました。

ようやく振り返れるぞマレーシア!!

そもそも、僕が今回7月27日(土)、28日(日)にマレーシアで開催された Art of Speed 2019(以下AOS2019)に行けたのは、日頃の行いが良かったからでもなく、満塁ホームラン的な仕事をしたわけでもなく、2月に単身乗り込んだベトナム市場調査の続きでもない。

AOS2019イベントオーガナイザーである Asep-san から僕のFalcon “Pantastic” をイベントに呼びたいという劇的なオファーを頂けたから行けたのだ。なんて光栄な、なんて幸せな….オーナーの僕も、ちゃっかり会場までついていっちゃいますよ的な立ち位置。いやそうじゃない、きっかけは違くても MOONEYES の広報としてビッグチャンス到来。甲子園球児のように空を見上げながら、胸にプリントされた MOONEYES ロゴを右手で握りしめる。

23歳でChevy C-10のオートローンを組んだまま、ダブルローンを無理やり組んで Falcon を購入してから19年。平日は新橋でサラリーマン、週末は横浜駅の居酒屋でラストまで焼き鳥、焼き魚を焼きまくるというダブルワークでローンを乗り越え、たくさんの人たちのお陰で今でも所有出来ている Falcon がまさかこんな事になるとは思いもしなかった。あの時、つくねやらホッケやら焼きまくって、大根をおろしまくって、万能ネギ千切りしまくってて本当に良かった…。

今回、僕のFalcon “Pantastic” のマレーシア輸送において、準備や積み込み書類上のやり取りは、おなじみ Kid Rocker 松井が進行してくれました。MOON Mail Order Division に属しながら、積載車での国内輸送、12月に開催するYokohama Hot Rod Custom Show で来日するゲスト車両の書類上のやりとり、輸送、積み込み、海外への車両輸送の段取りなど、あまり表立っていないのですが、Kid Rocker 松井がこのような業務を毎回担当しているので、安心安全。何か、皆さんでそのようなご要望や予定がある方がいらっしゃいましたら、一度 Kid Rocker 松井を指名し問い合わせしてみてください。今回も仕事終わりや、休日を利用して何度か測定、輸送前の準備などで自宅に来てくれました。すっかり娘とも仲良し…..いや半分は娘とおしゃべりしてたかもしれない….それでも仕事はキッチリです。
ありがとう Kid Rocker!! (そんな呼び方した事ないけど)

7月26日(金)6:00
集合時間に会社に行くと今回AOS2019 でご同行する方々が続々とやってくる。まずは海外だろうとどんな状況でも、ドラえもんのように何でもバッグから出てくる Shige-san, 今30周年イベント真っ最中の Wildman, 今Bonneville 真っ最中のアジアエキスパート矢野君、そしてTruck Masters オーガナイザーでもある Blue Panic 金子社長様MOONEYES 凄腕OB かつ Kustom Style 佐近社長様、そしてただただイチサラリーマンの僕である。Chevy Van に乗り込んだ6人の内、50%の3人が会社経営者、一人は日本を代表とするピンストライパーのパイオニア、一人は敏腕アジアエキスパートだ。

とにかく僕は失礼のないよう、かつ流されるままのように振る舞いながら車内の空気を読むしかない。気を抜かずにその場の空気を読んでいると、その空気自体、顔面に当たる空気がやたら冷たい。いや場の雰囲気が悪いんじゃなくとにかくクーラーが全開、全力に効いているのだ。基本暑がりだからクーラー大好きっ子だけど、さすがに成田空港までのドライブとなると徐々に寒さを感じる。シート二列目の送風口の真下に座っているから風向きコントロールはいかようにも出来るが隣が Wildman, 後ろが Blue Panic & Kustom Style 両社長である。さすがにWildman, ましては社長お二人に直射は出来ない。

マジ寒いんですけどぉーなんて言えるわけないし、どうしようかと思ってたら金子様が「ねぇ寒くない?」と言ってくれたので心の中で万歳である。一斉に金子社長を神輿に一気に担ぎ上げて「寒い、寒い」の連呼。道中でK-san も合流。ワイワイガヤガヤしながら我が故郷、成田空港に到着。

さすが海外エキスパート軍団とご同行するとなにもかもがスムーズ。ベルトコンベヤーのように流れに身をまかせ、皆さんの行動を真似していけば何の予備知識もなくマレーシアの現地通貨リンギットも手に入れる事が出来ている。前回のベトナムの通貨ドンの時もそうでしたか、僕は現地で、現地通貨を日本円に換算したらいくらくらい?という暗算をしないし、出来ません。むしろ帰国してから「あれは、円だといくらぐらいだったのね」と思い出す人間です。まぁいいんですよだいたいで。なんとかなります。

空港で、クレイスミスでおなじみのオリオンエース 長谷川社長様、三重県伊賀市で Side Project Cafeトリヤキニクヨコヤ を展開している横谷社長様と合流。皆さん初めましての仲ではないのでいきなり、わいわいガヤガヤです。サンヨーオールスターゲームみたいになってきました。ただあれですね、ここまでで何回 “社長” ってタイピングしたのかわからないので、もう無礼講でいいですか? ここからは失礼ながら”社長” “様”は、抜きで”さん”でいきます、実際「しゃっちょ〜!!」なんてマレーシアで呼んだの金子さんぐらいです。

両替も、チェックインも、全てが終わるとあとはただただ搭乗口付近でぼーっと待つのが大体僕の出張なのですが、今回はジェット機ポイントエキスパート軍団の一員だったので朝食バイキングを楽しめました。普段絶対ないですからこんな機会。

朝に食べるカレーライスがこんなにも美味いのかとただただ感心、感動、そしておかわりという行動になるわけです。今思うと、ここです。このおかわりで席を立ったこの時が、完全に油断してしまった瞬間でした。そう Shige-san は食事の際、もてなす(とても良い言葉で表現出来た!)のが好きなんですよ。30代前半くらいの時は、Shige-san が大量に差し入れしてくれる大好物をモリモリ食べながら仕事していたんでした。カタログ作りながらヤマザキのナイススティック1日10本とか、初見のお客様と商談中に急にShige-sanがMeeting Roomに現れ、突然唐揚げ3パックとか、新横浜から名古屋への新幹線道中でお弁当3つとか、とにかくガツガツ仕事しながらガツガツ差し入れを頂いていました。でも、さすがにもう僕も40歳超えてますし、たくましい若手スタッフも沢山いるので、そんな機会も最近はなく、僕自身、忘れてしまっていたんでしょうね。「あれも美味しいんだよ」「これも美味しいんだよ」と勧められるがままに食べつづけ、「は!これってもしかして!!!」って、気づいた時にはもう動けなくなるくらいの満腹。

皆さんのお食事も終わり、はちきれそうなお腹で、はぁはぁしながら搭乗口についた時、 Shige-san から「いや〜朝ごはん美味しかったな〜」と力強く僕の手に渡されたのは、つい数分前までわんこ蕎麦的に食べ続け、食べきったと思っていた、鯛焼き…..のおかわり…..。

マレーシア行きの僕らの便が離陸し、隣のご婦人が優雅に赤ワインと機内食に舌鼓をうっている時、僕はこの日12個目の鯛焼きを無心で食べていました。食後のアイスクリームをクールに断ったのは42年生きてきて初めてです。

着陸が近くなってくると眼下にマレーシアの国土が見えてきます。この時、なんか不思議な感覚になりました。「本当にこんな遠くに僕のファルコンが来ているのか」と。ちょっと信じられないんですよ。本当に色々ありましたからファルコンと過ごしてきた時間は。長い短いとかではなくて。今までファルコンと僕に起きた事が一つでも違っていたら今こんな状況になってなかったと思います。正直なところ「一生このクルマに乗ります!!」とは最初思ってもなく、30代であのクルマに乗って、40代はこれ乗って、50代はあれか〜って考えていました。ただ今でも「一生このクルマに乗ります」と思っていません。「このクルマに乗り続ける事が出来たら嬉しい」と思っています。

マレーシアクアラルンプール国際空港に着陸〜。着陸と同時に、斜め後ろに座っていた金子さん、隣の隣に座っていた佐近さんと談笑。やっぱり違うんですよ会社経営している人って。周りの人間観察が半端ないんです。たった一回数時間のフライトで、何処までが本当なのかわからないくらいネタに尽きない先輩方に脱帽。

空港出口には、既にお迎えのAOS2019のスタッフが待っています。ホスピタリティーが凄いですね。数ヶ月前のベトナム到着時は、知らない掃除の女性に話しかけたり、ぼったくりに会わない方法を調べたりして、空港脱出まで1時間以上かかりましたよ。9人というまぁまぁ大家族的な人数と、跳び箱が何個か作れるんじゃないかと思うくらいの量のスーツケースを飲み込んだハイエースに感動しながら空港を出発。

左側通行、そして路肩で炎上しているクルマに動じる事も一切なく、もう庭のごとく全てを理解しているエキスパート矢野君に、車中で色々これからのスケジュールを聞いていきます。そういえば、矢野君に初めて会った時もハイエースだったな。その時、矢野君まだ福岡の大学生。矢野君が運転するハイエースに乗って、ほぼ寝ずに動きまくって九州の Chopper の皆さんを撮影したんだった。いまや世界中飛び回ってますから彼。すごいっすね。

「あそこが会場です」

矢野君が前方を向きながら教えてくれたAOS2019 会場は想像以上の広さだった。日本のコンベンション施設じゃ考えられない敷地面積である。メイン会場となる建物が見えているのになかなか辿り着かないくらい広い。「ここだったら Street Car Nationals® が出来るな」そう思いながら建物前まで到着。クルマから降りると意外と視線を感じる。いやな感じではなく皆んなフレンドリーな印象。笑顔で会釈を繰り返しながら、MOONEYES ブースへ。

おぉ〜。ついこないだまで自宅ガレージに停まっていたFalconがいる! 感慨深いというかとりあえず一安心です。不思議な感覚だなぁ異国に自分のクルマがいるって。

そしてなによりも背面のバナーが凄い。デ、デカイ。幅8m x 高さ4mあります。この大きさのバナー昨年からAOSイベントのMOONEYESブースにセットされていてデザインに関しては僕が担当させて頂いているのですが、実物を見るのは初めてです。まぁ〜インパクトありますね。”Shizukani” のハンドサインも3m以上の高さがありますから。横浜の Hot Rod Cutom Show でもこのサイズは過去に一回しか作った事ないです。主催者のAsep-san 凄いわ。イベントを主催する側のイチスタッフとして考えると、ここまでのサイズのバナー作るのってとてもとても勇気が要ります。

イベントの企画を始める時、一番必要なのは僕は、イメージを重ねていく事だと思っています。普段の日常生活で、何も無い広大な空間って体感する事がないからイメージしづらいんです。自分の想像・予想と実際の空間の大きさ・距離感が合わないんです。イメージする時、まず真上から見て、地面に線を引いていき、今度は、人の目線の高さで、区分けされたエリア一つ一つに高さを作り上げていくようにしています。この工程を、頭の中で何度も何度もイメージし、繰り返すしかありません。目の前のパソコンのディスプレイや自分がいるオフィスの空間、距離感に紛らわされ、実際にイベント会場で失敗に気づいた事が何度もあります。じゅうぶん大きいと思っていた看板が、実際は全然小さくて目立ってなかったとか、逆に大きすぎてその先の空間を殺してしまったとか。会場で気づいた、または指摘された時はもう遅いんです。そして何をするにしても実際にカタチにする時は、想像以上のコストがかかります。めちゃくちゃ怖いし勇気がいります。僕は小心者なので、普段の業務で頼まれてもいないのに、企画段階で実寸サイズだったり縮小版の試作を工作で作りますが、これは自分のイメージしている事が間違っていないか確認する為。すっげぇ〜わ Asep-san 。このバナー施工を見るだけで色々考えてしまいました。まぁ地味で暗い人間なんです僕は。

荷物を降ろし、ホテルに到着。部屋からツインタワーが見えるのも素晴らしいすけど、キンキンにクーラーが効いているのが何より嬉しい。31歳、初めての海外旅行がハワイだったんすけど、安いツアーだったんで「え?ここホテルですか?」って建物で、部屋は羽目ごろしの窓、挙句クーラーが故障って体験しているので空調は大事っす。干からびそうになりながら、メモ帳に “Air conditioner is broken” て殴り書きしてフロントまで行きましたもん翌日。

夕食は、とにかく現地っぽい食事にしたかったんでこれです。いや現地の料理なのかどうかもわからないですけど。食べ物に好き嫌いがないので何でも来いっす。お豆さんのカレーとナンですかね。美味しかったですよ。さぁ明日は本番だ! って思ったんですが、夜は長いっす。ここからは、多国籍で皆んな元気、皆んな楽しそう、皆んな笑顔。1日目終了〜。

って、なげぇ〜。またベトナムみたいに脱線しまくりじゃないですか。

もう、分けましょう分けましょう前編、後編。

誰からも求められてないのになぁ。もうお盆突入しているのに。

後編はようやくイベント当日です!!

頑張れ Pantastic!!(ちょっとやけっぱち)

続く(こんなはずじゃなかった…)

Pan スミ


"Shi Zu Kani – Keep Calm and Stay CQQL""

今年も皆様のご協力のおかげで、28th Annual YOKOHAMA HOT ROD CUSTOM SHOW 2019 の開催が決定致しました! このカルチャーが大切な方々が一丸となった結果です。本当にありがとうございます! 会場周辺の問題は変化なく今年も今まで同様 "SHIZUKANI" です。

2014年の "Be Calm, Not Loud – Shizukani," から始まったキャンペーン、 2015年は "Save The Yokohama Hot Rod Custom Show"、2016は "Respect Our Kulture - Mamoroh!"、2017は "Grow Together – Sodateyou" 2018年 のスローガンが "Cherish Our Kulture – 大切に – Tai setsu ni" 、そして今年で6回目になるキャンペーンは もう一度原点に戻り "Shi Zu Kani" / "Keep Calm and Stay CQQL" です。

最初のキャンペーンスタートから5年経ち、主催する我々も含め常に YOKOHAMA HOT ROD CUSTOM SHOW が存続危機にあるという意識が低くなって来ています。どういった経緯でこのキャンペーンがスタートしたのかを知らない方々も多くいらっしゃる様です。今年も皆様にご協力を頂き、周知、徹底はもちろんの事、我々を含め皆様の熱い気持ちを一つにし、このカルチャーを守って行きましょう。2019年はもう一度原点に返り "Shi Zu Kani - Keep Calm and Stay CQQL" をキャンペーンとして掲げ、今年も 1年に渡りこのキャンペーンを進めて行きます。皆様のご協力、宜しくお願いします。

HCS2019 今年のOfficial ハッシュタグは
#hcs2019, #shizukani, #keepcalmandstaycool, #savetheyokohamahotrodcustomshow

今年も情報の拡散にご協力ください!